歯科はどんな家庭に向いていますか?
虫歯治療のほか、乳幼児期からの歯並び・噛み合わせの相談にも対応する歯科医院が多くあります。小児歯科に慣れたスタッフがいるか、予防(フッ素塗布等)に対応しているかは施設ごとに異なります。乳歯が生え始める頃からの通院が勧められることもあります。
保護者の疑問と、保育士・園側の事情の両方を知って、入園前から卒園まで安心して過ごすためのガイドです。
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フッ素(フッ化物)は虫歯予防に役立つとされ、歯科医院での定期的な塗布(目安として半年に1回程度)や、年齢に応じたフッ化物配合歯磨剤の使用が、複数の専門学会により推奨されています。使用量・使用方法は歯科医師に相談しながら進めましょう。
市販の歯磨き粉にもフッ素配合のものがありますが、お子さまの年齢に応じた適切な使用量があります。歯科医院の定期健診の際に相談すると安心です。
日本口腔衛生学会・日本小児歯科学会・日本歯科保存学会・日本老年歯科医学会の4学会は2023年、「う蝕予防のためのフッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法」を公表し、年齢に応じた使用量の目安を示しています。
一般的な目安として半年に1回程度の定期健診が勧められています。お子さまの虫歯のなりやすさによって、歯科医院からより短い間隔を提案されることもあります。
自治体による1歳6か月児健診・3歳児健診にも歯科の項目が含まれていますが、それだけでなく、歯科医院での定期健診を別に受けることが勧められています。
1歳6か月児健診・3歳児健診は母子保健法に基づく法定健診で、歯科・口腔の項目が含まれています。
指しゃぶりや頬杖等の癖、乳歯から永久歯への生え変わりの経過などが歯並びに影響することがあるとされています。気になる場合は、歯科医師・小児歯科医師に相談し、様子を見る時期か、専門的な矯正相談が必要な時期かを確認するとよいでしょう。
永久歯への生え変わりは個人差が大きいため、他のお子さまと比べて心配しすぎず、定期健診の中で相談するのがおすすめです。
目安として、小学生頃までは保護者による仕上げ磨きを続けることが勧められています。お子さま自身での歯磨きが上手になっても、仕上げの確認は少し長く続けると安心です。
手先が器用になってくると「自分でできる」と言うお子さまも増えますが、奥歯等の磨き残しは保護者の仕上げで補うとよいでしょう。
日本小児歯科学会は、仕上げ磨きを小学生頃まで継続することを勧めています。
どちらも歯科医師が診療しますが、小児歯科はこどもの発育段階に応じたケアや、歯科恐怖を減らすための診療の進め方に慣れていることが特徴です。一般歯科でもこども向けの診療を行っている医院もあります。
「怖がって診療台に乗れない」等の不安がある場合は、小児歯科を標榜している医院を選ぶと対応してもらいやすいことがあります。
無理に押さえつけて治療するのではなく、まずは歯科医院の雰囲気に慣れることから始める方法があります。事前に歯科医院へ相談すると、お子さまの様子に応じたステップを一緒に考えてもらえます。
「痛いことをされる場所」というイメージがついてしまう前に、健診だけの受診から少しずつ慣れていく方法もあります。
最初は診療台に座るだけ、器具を見るだけといった段階的な対応をする小児歯科医院もあります。遠慮なくご相談ください。
「言うことを聞かないと歯医者さんに連れて行くよ」のような言い方は、歯科への苦手意識を強めてしまうことがあるため避けるとよいとされています。
歯ブラシは年齢・口の大きさに合ったサイズを、歯磨き粉は年齢に応じた適切な量のフッ化物配合のものを使うことが勧められています。選び方に迷う場合は、定期健診の際に歯科医院で相談すると安心です。
誤って多く飲み込んでしまわないよう、年齢に応じた使用量の目安を確認しておくとよいでしょう。
フッ化物配合歯磨剤の使用量は年齢によって目安が異なります(複数学会による2023年の推奨方法を参照)。
歯をぶつけた・欠けた・抜けた等のケガは、見た目に大きな問題がなさそうでも、様子を見ずにすぐに歯科へご連絡ください。時間の経過が今後の歯の状態に影響する場合があるため、早めの専門的な評価が大切です。
まず確認:お子さまの様子(出血の程度、歯が欠けた・抜けた・ぐらついている等)を確認する。
すぐに連絡:様子を見ずに、できるだけ早く歯科医院へ電話し、状況を伝える。診療時間外の場合は、歯科医院の留守番電話の案内や、地域の休日・夜間の歯科診療の案内を確認する。
歯が抜けた場合:抜けた歯を見つけたら、乾燥させないよう歯科医院の指示に従って保管し、受診時に持参する(自己判断で歯を元に戻そうとはしない)。
受診する:歯科医院の案内に従って受診する。
園・学校への連絡:保育園・幼稚園・学校でのケガの場合は、状況を施設にも共有しておくと、その後の確認がスムーズです。
Family Oneでは、ケガの程度の判断や応急処置の具体的な方法はご案内できません。必ず歯科医療機関にご相談ください。
歯の外傷は、受診までの時間や初期対応が今後の経過に影響しうるとされており、早期の専門的な評価が重要とされています。
子どもの歯科は、乳歯が生え始める時期から定期的に通うことで、虫歯予防や歯並びの変化を早めに確認できます。「小児歯科」は特にこども向けの対応に慣れた診療科です。
いつから通い始める?
歯が生え始めた頃(目安として1歳前後)から定期的な健診を始めるとよいとされています。
何をする?
定期健診では、虫歯の有無の確認、フッ素塗布、歯並びの様子、仕上げ磨きの指導などを行います。
どのくらいの頻度で通う?
半年に1回程度の定期健診が一般的な目安とされています。
小児歯科と一般歯科はどう違う?
どちらも歯科医師ですが、小児歯科はこどもが怖がらないような診療の工夫や、発育に応じたケアに慣れています。
仕上げ磨きはいつまで?
目安として小学生頃までは保護者による仕上げ磨きを続けることが勧められています。
嫌がる場合は?
無理に押さえつけず、歯科医院へ事前に相談し、慣れるためのステップを一緒に考えてもらう方法があります。
ケガをしたときは?
歯をぶつけた等のケガは、様子を見ずにすぐに歯科へご連絡ください。詳しくは別記事でご案内しています。
日本小児歯科学会は、乳歯列期から定期的な健診を受け、健全な永久歯が生え揃うまでのケアを小児歯科が担うとしています。
明確な年齢の決まりはありませんが、歯が生え始めた頃から定期的に歯科へ通い始めることが勧められています。虫歯ができてから初めて行く、ではなく、予防のための定期健診として早めに通い始めるのがポイントです。
「まだ歯が生えたばかりだから早すぎるかも」と思わず、1歳前後を目安に一度相談してみるとよいでしょう。
日本小児歯科学会は、乳児期・幼児期(乳歯列期)から小児歯科が虫歯や歯肉炎等の予防・健診を担うことを推奨しています。
乳歯は永久歯に比べてむし歯が進みやすい性質があるとされています。「乳歯だからいずれ抜けるので大丈夫」と考えず、定期健診で早期に見つけ、進行を防ぐことが大切です。治療方針については歯科医師にご相談ください。
痛みを訴えないまま進行していることもあるため、定期健診を受けることが早期発見につながります。